2014年07月01日

こんにちは、
エンパワメントプロデューサー 
ひぐちまりです。

釧路名物ザンギ(鳥の空揚げ)を食べにいった。

「うちはザンギと飲み物しかないよ」
電話で予約をとったら、太い声のおじさんからそういわれた。

まさかと思ったけど
釧路のザンギ専門店 鳥善(とりよし)は
本当にザンギとビール・お酒・ソフトドリンクしかない
カウンター10席だけの店。
それで40年以上やっている。

小皿に自家製のソースをいれ、胡椒をふり
そこに揚げたての唐揚げをつけてからたべる。
このお蔭で、
アツアツでも、やけどしない。


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もとは公務員だった店主の内間木さんが
ザンギ発祥と言われる店で
食べた味に衝撃を受け
そこで5年間修行し、オープンしたんだそうです。

40年やっていれば
子供のころ、親のお土産で食べた人が
大人になって、食べにくる。

食べている間にも
電話がなって、お土産をとりにくる。

日本全国からオーダーがあり
揚げたザンギを宅配便で送りもする。

照れ屋のおじさんは
口はちょっと悪いけど
暖かい人柄が伝わる。

おやじさんが揚げたてのザンギを出してくれる。

おいしい美味しいと頬張る

おじさんが「釧路はいつからだ?」と尋ねる

「木曜にきて、明日帰ります」と答える。

初めて来た店なのに
なじみの店のような
暖かさと楽しさがある。

帰る時に
おじさんが、わざわざカウンターから出てきて
入口まででてきて
見送ってくれた。

「きをつけな。
 ザンギたべたくなったら、電話してこい」

そういって、いつまでも立って見送ってくれる。
話をして、距離が近づいて、心が触れて…

「こうやったら喜ぶだろう」とか
「喜ばせてやろう」とかそんなんじゃなくて
自然に、大切な友達を贈るように
送ってくださった。

とても幸せな気分。
来てよかった〜、また期待と思った。
これがね
サービスの原点じゃないかな。

(07:43)

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